企業コンセプトの変更や新規事業の立ち上げ、社員のモチベーションアップなど、おしゃれなオフィスにしたいと思うきっかけは、いろいろあるかと思います。
オフィスのインテリアにこだわりたいけど、初めての試みで何からすればいいかわからない人がほとんどではいないでしょうか。
おしゃれなオフィスを作るためにはレイアウトのパターン、オフィスインテリアの基本的なコツ、オフィスの施工実例を把握しておくと、イメージが湧きやすいですよ。
具体的にどうすればいいか、詳しく解説していきます。
おしゃれなオフィスインテリアでお仕事を快適に
オフィスには会社を映す鏡のような役割があります。会社らしさが一番見える場所のため、おしゃれなオフィスインテリアにすれば、会社や社員にとってあらゆるメリットがあるのです。
おしゃれなオフィスはインスピレーションが高まり、生産効率が向上。
オフィスインテリアは社員のモチベーションに影響し、社員のモチベーションは会社の繁栄につながります。
あるデータによると全体の6割以上の方が、オフィスインテリアのデザインにこだわったことで、仕事のモチベーションにつながったと回答しています。
大事なのはオフィスインテリアが働く社員や会社のコンセプトに合っているかです。
例えばアウトドア系のメディアを運営しているのに、書物がたくさん並ぶ図書館風のインテリアにしても、違和感がありますよね。
ただおしゃれにすれば良いというわけでなく、会社の特徴を活かせるオフィスインテリアにすることが、社員の向上心や会社の発展につながるのです。
おしゃれなオフィスのインテリアパターン5つ
オフィスの大部分を閉めるデスクエリアは、おしゃれなオフィスの決め手になる重要な場所です。
特にデスクの並べ方は上下関係や周りの人とのコミュニケーションに大きく左右します。見栄えの良さはもちろん、会社の働き方に合ったレイアウトを選ぶようにしましょう。
オフィスのデスクエリアのレイアウトパターンは主に5つ。それぞれの特徴について解説していきます。
島型レイアウト
対向型レイアウトは、それぞれの島ごとにデスクを向かい合わせに配置するパターンです。
向かいの席が見えやすい分、集中力に欠けてしまうのがデメリット。同じ部署のメンバーが向かい合わせになるため、コミュニケーションが図りやすいメリットがあります。
同じチームで連携しながら仕事をするのに最適です。
背面型レイアウト
背面型レイアウトは背中合わせのテーブル配置。向かい合わないためお互いの視線が気にならず、集中して業務に取り組めます。
振り返ると向かい合わせになるため、他の社員ともコミュニケーションが取りやすいのが魅力。
集中と交流を両立させたいときにおすすめです。
フリーアドレス型レイアウト
フリーアドレス型レイアウトは社員全員分の指定席がないため、オフィス内に必要な席数が削減できます。
その結果、省スペースでオフィスを活用することが可能。テレワークと組み合わせて出社率を調整したい企業にも最適です。
部署を超えた社員同士の交流が取りやすく、毎日隣に座る人が変わるので、新鮮な気持ちで仕事にとりかかれます。
社員一人一人が効率的に稼働できるため、生産性の向上にもつながりますよ。
ブース型レイアウト
ひとつのデスクごとにパネルやパーテーションで仕切るのがブース型レイアウトです。
周りの視線や雑音など、集中力を途切れさす要因を排除し、個人のプライバシーを確保します。
クリエイティブ職をはじめ、プログラマーなど高い集中力が必要な職種向きです。
作業に集中できる一方で、他の人との交流や部門外の連携が取りにくい欠点も。別にミーティングスペースを用意するなどの配慮が必要です。
クラスター型レイアウト
クラスター型レイアウトは、デスクの列ごとに向きを変えて配置します。
隣の列にあるデスク同士が隣り合わないよう交互に並べるため、グループ内で視線が合いにくく、プライバシーに配慮しやすいです。
個人のスペースを確保していますが、スタッフ間の距離感が近いため、連携が取りやすい特徴があります。
ただし、デスク一台あたりに必要なスペースが広く、十分な広さのオフィススペースが必要です。
おしゃれなオフィスインテリアにする3つのコツ
デスクや席などの配置だけでなく、一緒に気をつけたいのが空間の雰囲気作りです。
おしゃれだなと思わせるオフィスインテリアにはある共通点があります。
オフィスインテリアをセンス良く見せるコツは主に3つ。早速見ていきましょう。
①色味を統一する
おしゃれなオフィスインテリアを決定付けるのは、カラーの組み合わせです。
それぞれ使うカラーをどの程度の分量にするか、配色比率も重要なポイントとなります。
アクセントカラーを一つに絞って、他の色は極力使用しないようにするなどルールを設けるのがポイント。
例えば椅子や壁紙には会社のコーポレートカラーを利用しましょう。
ペン立てや置き時計など細かいものは色が増えやすく乱雑な印象を与えます。
デスクや収納棚など大きな面積を占めるものは白や黒でまとめると、すっきりと清潔感のある空間になります。
②照明にこだわる
オフィスの照明は無機質な蛍光灯が使われいてることがほとんど。照明を変えるだけでオフィスインテリアの雰囲気ががらっと変わります。
照明の明るさや色味で仕事の効率にも影響するとされているため、社員のパフォーマンス向上のためにも、照明の見直しをしましょう。
オフィスの顔となるエントランスは明るさではなく、デザイン性の高いペンダントライトなど雰囲気にこだわった照明がおすすめ。
デスクフロアには天井に取り付けられるシーリングライトがいいでしょう。リモコンの操作によって調色や調光ができて便利です。
アートパネルを飾る
出典:龍村美術織物
アートパネルを取り入れる方法は最も手軽です。メインアートになるような大きめのアートパネルがあると、殺風景な壁が特別な場所になります。
コンパクトなオフィスでも壁に掛けられるアートパネルなら、スペースを気にせずワンランク上の空間が演出できるでしょう。
春は桜、秋は紅葉など季節によって変えられる手軽さも、アートパネルを飾る大きな魅力です。
おしゃれなオフィスのインテリア実例7選
おしゃれなオフィスインテリアにするコツを把握した後は、リアルな実例を見ていきましょう。
インテリア作りのポイントさえ押さえておけば、会社ごとの特色が光る素敵な空間が演出できます。
実例を見ればより具体的にイメージがまとまりやすいため、オフィスのインテリア作りや、リニューアルの参考にしてください。
カラフルな椅子が心地いいカフェ風のオフィスインテリア
出典:オフィスコム
壁や椅子、床のマスタードカラーが空間のアクセントに。木のシェルフやインテリアグリーンなど自然を感じる素材を取り入れると、あたたかみのある印象になります。
カラフルな椅子の配色が遊び心たっぷり。スチール風の細いイス脚は圧迫感がなく、オフィスを広く見せてくれますよ。
全体のカラーバランスが取れている、まとまりのあるオフィスインテリアです。
個性光る照明が生産性を高めるオフィスインテリア
メインのオフィスフロアにはスタンディングライト、ミーティングスペースはペンダントライトと異なるデザインの照明がユニーク。
丸型のミラーや花器、ラグまで丸型のアイテムを使えば独創性がありつつ、全体的にマイルドなイメージに。現代的なおしゃれさを感じさせます。
ガラスの仕切りを設置すると閉鎖感が出ず、採光も確保できて明るい印象になりますね。
フリーアドレス席を導入した、社員同士の生産性を高める開放的なオフィスインテリアです。
黒と木のコントラストが素敵なオフィスインテリア
おしゃれなオフィスでよく取り入れられているウッドデザイン。
木目が活きるテーブルが、剥き出しの黒の天井にあたたかさをミックスしてくれます。
肌の色みに近いナチュラルウッドのテーブルは、仕事で疲れたときも癒しを与えてくれるでしょう。
各テーブル席に置かれたミニ観葉植物も、さわやかなアクセントになっています。
アートパネルと照明がアクセントのオフィスインテリア
変形デザインのガラスの照明が映えるミーティングスペースです。シェード自体が電球の光を遮らないため、周囲に心地いい明かりが広がります。
都会の空をオレンジに染めるアートパネルも美しく、明日も仕事を頑張ろうと社員を前向きな気持ちにさせてくれるでしょう。
主役級の存在感を放つ古木のテーブルは同じものがひとつもなく、独自性を発揮するのにぴったりです。
ガラスの仕切りが美しいオフィスインテリア
オフィスの中心となるデスクフロアにガラスパーテーションを使うと、空間を広く見せる効果があります。
また、区切られた空間の中でも外の様子が見渡せるので、視線を遮らないのもメリット。
大きな窓から差し込む光が心地よく、夕日が沈む時間には壁一面に広がるオレンジ色に癒されるでしょう。
透明感のある美しいオフィスは毎日出社するのが楽しみになりそうです。
モノクロアートが主役のモダンなオフィスインテリア
抽象的なモノクロアートが目を引くオフィスインテリアです。
2枚の長方形のアートパネルを使って壁に殺風景な壁にワンポイントを。横向きや縦向きにも使えるデザインなら、壁の形によって自由自在に飾ることができますよ。
メインのデスクエリアには正方形のアートパネルをディスプレイ。グレーやブラックなどオフィスインテリアと同じ色味でまとめて、統一感のあるインテリアにしています。
仕事の合間にアートを眺めれば直感力が高められ、社員の問題解決へのサポートになるかもしれません。
ブルーのコワーキングスペースに落ち着くオフィスインテリア
出典:Designer’s Office
心を落ち着かせるなどリラックス効果が期待できるブルーインテリア。
共有オフィスのコワーキングスペースにブルーを配色すると、集中力を高めてくれます。
ソロワーク専用の個人ブース席は周囲の視線や音などが入りにくく、作業に没頭することができますよ。オフィスにソファを取り入れたリラックス感も、参考にしたいポイントの一つです。
おしゃれなオフィスインテリアにおすすめのグッズ
出典:龍村美術織物
おしゃれなオフィスを作るためには、使うグッズにも気をつけたいところです。
ただ単にデザイン性のあるものを選ぶのではなく、空間との調和を考えたアイテムを使わないと、せっかくのインテリアが台無しになる可能性も。
下記では実用性の高いものから、ハイクオリティなデザインのものまで幅広くまとめました。
掛け時計
オフィスに使う掛け時計は見やすいものが一番。さらにスタイリッシュなデザインのものであれば、時計としての機能を保ちつつ、インテリアをセンスアップしてくれます。
おすすめは空間に溶け込む、白と黒のモダンな掛け時計。どの席からもはっきり文字盤が見えると、正確な時刻がチェックできて仕事もスマートにこなせるでしょう。
観葉植物
観葉植物は殺風景な印象になりやすいオフィスの雰囲気をさわやかにしてくれます。
心理的なストレスの軽減、空気の清浄化などメリットがたくさんあるため、積極的に取り入れていきましょう。
耐陰性のある観葉植物はどの種類でも比較的育てやすいので、飾る場所によって選ぶと決めやすいですよ。
垂直に伸びるスリムな形のサンスベリアはコンパクトなスペースに、壁に掛けるなら空気中のわずかな水分で成長するエアプランツがいち押しです。
アートパネル
アートには感性を刺激したり、リラックスさせる効果があります。心理的・視覚的効果を期待してオフィスに飾りたいとお考えの方もいるでしょう。
アートパネルを購入するのにおすすめなのが、明治27年創業、美術織物という新しいジャンルを確立させた「龍村美術織物」
他社にはない唯一無二の存在感を放つアートパネルを展開しています。
龍村美術織物の高級感のあるデザインは、オフィスのエントランスやデスクフロアなど、飾る場所を特別な空間にしてくれますよ。
使いたいシーンに応じて、サイズや色柄がカスタマイズできます。気になる方は下記お問い合わせフォームからお問い合わせください。
まとめ:おしゃれなオフィスインテリアでモチベーションUP
オフィスの中心となるデスクエリアを中心におしゃれなオフィスのインテリア実例を紹介しました。
今あるオフィスのリニューアルを検討しているときや、新オフィスのオープン予定がある場合、どうせならセンスのいい空間にしたいと思う方は多いでしょう。
レイアウトからインテリアまで全て変えるのは難しいかもしれませんが、快適で美しいオフィスにするために、アートパネルや観葉植物など、気軽に進められることから挑戦してみてはいかがでしょうか。