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「仏バカラ×龍村の帯」朝日新聞 2014年9月11日夕刊 『 仏バカラ×龍村の帯 』が掲載されました。

朝日新聞 2014年9月11日夕刊 『 仏バカラ×龍村の帯 』

2014.09.11

創業120周年の京都の老舗「龍村美術織物」は今秋、仏のクリスタルガラス「バカラ」の250周年企画で共作した。高島屋が両社をつなぎ、帯でガラスを、ガラスで帯をと、お互いが新たな表現に挑んだ。

実は今では西陣織を代表するメーカーだが、その斬新さゆえにコピー商品に悩まされ、平藏は長年 ”西陣”と戦ってきた人でもあった。 『錦』は平藏と宮尾さんの織物への情熱が綾をなして完成した作品なのである。

「南蛮」をテーマに帯を作ってきた四代龍村平藏の旻(きよし)社長は、切り子など日本のガラス工芸を柄にした経験があった。ただ、「無色透明のクリスタルは初めての挑戦だった」という。

着目したのが光の表現。反射光や明暗でガラスの質感を手織りで再現した。花瓶のカットの模様を抜き出した帯「硝華文(しょうかもん)」は反射する7色の輝きを表現。タンブラーの帯「明水文(めいすいもん)」は底の丸みのある光や影までも写実的に再現した。「モダンな柄になり自分でも驚いた」と龍村社長。金銀糸や多色の箔を組み合わせ、新しい工夫も生まれた。「織物文化を残すため、積極的に挑戦は続けたい」

バカラは4つの帯柄を花瓶やグラスに施した。手織りの帯を見たバカラの職人は「糸だけでこんなに美しい布が作れるのか」と感動したという。最も苦労したのが螺鈿の柄。貝の虹色は、金とエナメルのポイント以外は、クリスタルの輝きで表現した。企画した日本の担当者は「高い力量を理解し、尊重しあったからこそ実現した」と話す。

9月29日まで京都、名古屋、横浜の高島屋で巡回展示される。

 帯金真弓

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