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伊賀タウン情報ユー(2016年9月10日 9月前半号)に当社が復元新調した「見送幕」についての記事が掲載されました。

伊賀タウン情報ユー(2016年9月10日 9月前半号)「上野新町 見送幕復元新調」

2016.09.10

 伊賀市の中心市街地で秋に行われる「上野天神祭のダンジリ行事」(国指定重要無形民俗文化財)で城下町を巡行するだんじりの後部を飾る「見送幕」を、だんじり町の一つ・上野新町がこのほど復元新調した。江戸末期から使われてきたきらびやかな幕が職人の手でよみがえり、町の人たちは10月の祭りを心待ちにしている。

 同市教育委員会などによると、同町のだんじり「薙刀鉾(なぎなたぼこ)」の見送幕は、江戸後期に京都で作られたとされ、1899年に大規模な補修・仕立て直しが行われた。近年、損傷や劣化が目立ってきたため、文化庁や県、市の補助を受け、復元新調されることになった。

 図柄は「蘭人嬉遊図」と呼ばれるもので、海岸の岩場で遊ぶ5人の蘭人や馬、村の家々などが描かれている。作業を手掛けた龍村美術織物(京都市)によれば、元々の色は日焼けしていない裏側の糸などで判別し、絵柄が分からない箇所は、この幕と図柄が酷似している、滋賀県長浜市余呉町上丹生の「茶わん祭り」の山車見送幕を参考にしたという。

 破れたりほつれたりした箇所はこれまで、町の人たちが自前で繕ってきたため、色の図柄が変わってしまったところもあったが、作業に携わった同社スタッフは「祭りに対する町の人たちの熱意が伝わってきた」と感激しきりだった。

 上野新町自治会長の中村晶宣さん(67)は「小さいころに見た見送幕はとても鮮やかだった。職人さんに無理もかけたが、こうして新しくなり感無量」と話し、「前の修復から100年余り、幕に新しい命が込められた。天神祭の次の100年を彩ってほしい」と笑顔で幕を眺めた。

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